【黒ノ十三】女嫌い

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概要

女嫌いとは黒ノ十三に収録されている小説。脚本は早見裕司。
羽音に続く怖い話。

あらすじ

学生

一軒家の下宿に住む大学生の主人公。
なぜか、台所で寝ていた。布団が台所にあり自室で寝ていた。体を動かそうとしたが動かない。
老婆がなぜか台所にいてブツブツという声が聞こえた。金縛りにあってうごけない。
その時、目が覚めて考える。一ヶ月も同じ夢を見る。
そのせいで寝不足が続く。7月の暑さのせいと思ったが違うと考えた。
大学に行き授業が終わり昼になった時、芝生の上で寝ていると同じクラスの女子学生が来た。調子が悪そうに見えてカツ丼をすすめられたもののカツ丼よりも変な夢で苦しんでいることを話し医者に行くよううながされた。
医者に診てもらい駐車をして一週間分の眠れる薬を出されて検査の結果は都合のいい時間でいいと言われた。
帰ってきた後、缶ビールを飲んでいたら5人の友人たちが家に来た。その仲に女子学生もいた。彼らは家に入りにぎやかとなった。
飲み騒ぎ始めたら酒が切れて買ってくることにした。酒を売っている自販機に行くとディスプレイにうっすら老婆が映っていた。
家に戻り飲み明かしたが覚えておらず暴れて抑え込まれたらしい。彼女だけ家に残り主人公が寝ていた時、みょうな寝言を言っていたので録音した。
録音した音声は老婆の声となっており何が起きているのかわからなかった。
それから、トイレに女の髪が落ちてきたりした。

あらわる

夢にあらわれる老婆が近づいてきて老婆の声と顔が見えてきた。老婆は言った。「思い出したかい?」と。
タバコを買いに行こうとして店員のおばさんに声をかけたら老婆と同じ顔だった。恐ろしくなり逃げてバス停にいる二人の女子学生に声をかけたら二人の顔も老婆だった。空の雲も老婆に見えた。救急車の音が老婆の声になり「思い出したかい?」と聞こえた。
下宿に戻りどうなっているのか混乱した。
三日間家にこもり何が起きているのかわからなくなった。女子学生が来て主人公にこの家について教えた。

登場人物

主人公

老婆が出て金縛りに会う夢を見る大学生。人付き合いが苦手で寮に住んでいたが4人部屋で顔を見合わせたくなかった。
女の子が苦手で近づくだけでも嫌っている。
住む家は大家と共同で一軒家に住む。

大家

女性で50代ぐらい。主人公に一軒家の一室を貸す。

お母さん

大家の母屋で寝たきりの人物。

女子学生

同じクラスの大学生。主人公にかまってくる。面倒見がいい。
主人公が痩せて朝食を抜いたと考えてカツ丼をすすめたが、妙な夢を見ていると言って医者に行けと言った。

医者

内科の医者で男。

老婆

白髪、白肌、トンガリ耳の老婆。人間の風貌ではない。

結末

家の正体

主人公の住んでいる家は学生課をあっせんしていない。どうしてこの家を見つけたのか聞かれると主人公は思い出せなかった。
大家の家に行けばわかると思い上がり大家の家に行く。すると主人公は意思と関係なく体が動き大家の部屋に案内した。
そこには大家の声をした老婆だった。そう、大家の正体は老婆である。
女子学生は主人公を渡さないと阻んだ。が、主人公は何かを思い出し下宿所へ女子学生とともに逃げた。

老婆と主人公の正体

主人公の正体は老婆の撒き餌。老婆の餌となる人間を寄せるため人間の世界に入っていた。
老婆は長く生きて力を得た。しかし、力を持続させるも餌が必要で摂取しないと老いる。だから、主人公を作った。
壁が割れて大量の骨があらわれた。老婆と主人公によって殺された犠牲者たちである。そして、下宿所は老婆の体の一部である。
女子学生は家から逃げようとしたが、役目を思い出した主人公は逃げる女子学生の手を握り割れた壁から出る老婆の口に押した。
翌朝、大家が若返り、家は新築したように綺麗だった。大家は主人公がガールフレンドを作ってくれたらいいなと言った。
主人公は大家を喜ばせるためならそれでいいと考えた。しかし、どういうわけか女嫌いが無くなっていた。

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