【黒ノ十三】今昔鬼譚

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概要

今昔鬼譚とは黒ノ十三に収録されている大説。原案、脚本は清涼院流水。
大説なのでホラーよりも大説である。

あらすじ

鬼首村

鬼首山のふもとにある農家の村「鬼首村」では「鬼の首」と書いて「おにこべ」と呼ぶ不思議な風習がある。
丹波と仲が良かった主人公は丹波が帰る最後の日、面白い昔話をする老人の六助に会わせることにした。
主人公は六助に怖い話をしてほしいと頼み六助はとびっきり怖い話をすることにした。しかし、なぜかためらっていた。

六助の話

少年の六助の父親が鬼首村の村長を務める。村から外れているものの家はどこの家よりも大きかった。
六助は両親が寝静まっている時に家を抜け出し納屋へと行き斧を取り出し鬼首山へと向かった。友人の新之介、三太、佐吉と会い鬼童がいるとされる鬼のお堂へ向かう。しかし、何かが近づいて恐怖し4人は鬼のお堂へ入り話しをしていた。
翌日、朝になり目覚めると佐吉が何者かに殺されていた。3人は慌てて逃げた。しかし、鬼のお堂に斧と寝袋を置き忘れてこのままでは疑われると考えて隠蔽工作をはかる。が、なぜか鬼のお堂にあった佐吉の死体、斧、4人の寝袋が消えていた。
大人たちは佐吉が消えたことを察知して捜索するも「鬼童に食われた」と処理した。
六助は後で残った二人に聞き取りをした。
佐吉が出る→新之介が出る→六助が眠る→新之介が帰ってくる→新之介、三太眠る→六助が目覚める→佐吉が戻る→六助がふたたび眠る→佐吉の死体を確認する。
考察していくが主人公はまったくわからなかった。しかし、丹波は一人だけ六助の矛盾をつく……。

登場人物

現代

主人公

鬼首村の住人。

丹波志良雄(にわしらお)

主人公の友人。鬼首村の住人ではなく夏の間だけ村にある親戚の家へ遊びに来る。
女のようにきれいな顔をしている。
二週間も毎日主人公と遊んでいる。最後の日に六助と合わせることにした。

六助

鬼首村から外れた一軒家に独り住むじいさん。
面白い昔話をするが、大方の話はすんでいる。怖い話をするがなぜかためらっていた。
父親はかつて鬼首村の村長をつとめていた。
少年時代、こっそり抜け出し斧を持って3人の友人と鬼首山へ向かった。佐吉が死亡し逃げたが斧と寝袋を取り戻そうと戻ったが消えていた。

過去

新之介

六助の友人。モヤシのような体格の少年。

三太

六助の友人。丸々太った少年。

佐吉

六助の友人。小さめの少年。
臆病な性格。何者かに殺された。しかし、死体と斧と寝袋は消えた。

鬼童

鬼首山の鬼のお堂に住む鬼。村の大人たちから恐れられ子供たちから絶対に行くなと言われている。

用語

鬼首村

鬼首山のふもとにある農家が多い村。
「鬼の首」と書いて「おにこべ」と呼ぶ謎の風習がある。

鬼首山

村にある山。
立て札がありイノシシが出現するため子供は登るなとある。
鬼のお堂が存在し鬼童が住むと言われる。

結末

丹波は鬼のお堂における殺人は密室であり3人の人間しかできないと言った。ここから考えて六助と断定した。と思ったら冗談だった。
が、今度は丹波が自分こそが犯人だと言った。
丹波志良雄(にわしらお)は、鬼童(おにわらし)そのものだった。
鬼童は面白半分で隠蔽した斧を六助の胸にめがけて投げつけ殺害し笑いどこかへ消えた。

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