【黒ノ十三】闇に舞う雪は

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概要

闇に舞う雪とは黒ノ十三に収録されている小説。脚本は小峠敦朗。
復讐物語だが、どんでん返しが待っている。

あらすじ

同じバスに乗るある男を狙う主人公「山橋章」。
妹の美帆が二週間前に死亡し一番信頼していた人物に裏切られた。その人物は職場の人間の中にいると考えスキーツアーに同行。
復讐相手を狙っていたがバスは何かにぶつかり激しく左右に動き崖に落ちかけた。中にいた客はけが人が多い惨事となった。
章は梶野が助けだそうと手を伸ばしてきたのでつかもうとしたが、運転手を見て運転手をだきあげ梶野は二人共助けた。しかし、バスは奈落の底へと落ちてゆき壊れた音が響いた。
助かったのは章(警戒して武田と名乗る)、運転手の川前、梶野、木沢、村田、佐々木理絵の計6人。
どこに行くのか考えて救助隊を待つのが普通だったものの章は何かに感づいて道のある森を選ぼうとした。しかし、村田は山に登ることを提案して他の者達が止める最中、一人登る。
が、そこに熊<<奴>>がいて村田を殺害する。
<<奴>>は5人の前にあらわれて5人は逃げた。その時、崖から石が落ちてきて木沢は頭を打って死亡。木沢を助けようと佐々木は行こうとしたが章は止にかかる。その時、大きい石が落ちてきて木沢は潰されたと同時に<<奴>>を遮ることができた。
佐々木は二人が死んだことや美帆が死んだことは自分のせいと泣き崩れて梶野は止にかかった。章はわけを聞いて美帆の死を照らし合わせてみたが関係は無かった。
<<奴>>があらわれて木に登り隠れた。最初は助かったが、<<奴>>は嗅覚で位置を確認して木に体当たりをして佐々木が枝にぶらさがった。
佐々木を助けようと梶野が行こうとして章は止めようとした。佐々木が愛しているのは木沢で中絶された子供も木沢の子供と言い聞かすも「関係ない」と答えた。それに感じた章は登山用ナイフを渡し行かせた。
梶野は佐々木を助けようとしたが佐々木はあきらめて手を話し<<奴>>に殺された。
梶野は逃げる時間を稼ぐため犠牲となり<<奴>>の右目を登山用ナイフでえぐる。梶野は木に激突して章は梶野を助けようとしたが川前に止められナイフを取ろうとしている<<奴>>を見て反対方向へ逃げた。
自分たち乗っていたバスが見えてきた。そこにあるものが……。

登場人物

山橋章

主人公。妹に美帆がいたものの自殺。
復讐ため美帆の恋人の男を復讐するためバスに乗る。
大学にいた時、登山部に入部し美帆から登山用ナイフをもらった。
去年の秋の誕生日プレゼントで美帆からジッポーライターをもらっている。

山橋美帆

章の妹。去年に短大を卒業し東京に残り電鉄会社系列の旅行代理店に就職。
二週間前、一番信頼していた人物に裏切られて自殺。
主人公の視点から美帆は恋人がいると見ていたが刑事や職場の人間からは美帆にそんな人間はいないと言われた。職場にいないが確かに恋人はいる。なぜか章に名前を言えない。
章が見た美帆の霊はなぜか章を恨んでいた。

織田奈美

章の恋人。夏に美帆と合わせた。

川前

バスの運転手。実は……。

梶野

章と運転手を助けた屈強な男。
登場人物の中で何の恨みも抱かれていない。

木沢

助かったメンバーに一人。<<奴>>から逃げる最中、落ちてきた石に頭を打たれ死亡。
佐々木と付き合っていたが別れ美帆に行こうとしたがすでにいるとされ断られた。

村田

助かったメンバーの一人。
一人だけ岩山を登ることを提案して他のメンバーが危険と思っている最中、一人登るも<<奴>>に殺された。

佐々木理絵

女性。助かったメンバーの一人。
引っ込み思案の人物。木沢と付き合い子供もできていたが別れて中絶する。
後輩の美帆を嫉妬しており木沢との付き合う話しを聞いて「泥棒猫」と罵ったほど。しかし、自殺に関してはひどく自分を責めていた。
木に隠れたが<<奴>>に揺らされ枝にぶらさがる。梶野が助けに行こうとしたがあきらめて手を離し<<奴>>に殺された。

<<奴>>

熊。

結末

バス爆発

シャフトに黒い物体が絡まっていた。<<奴>>の子供であった。そう、<<奴>>も復讐するため章たちを狙っていた。
右目を失った<<奴>>があらわれた。バスからガソリンの臭いをかいで章はジッポーライターを利用して<<奴>>を倒すと考えた。
おびき寄せるため章がゆき<<奴>>が中にはいった30秒後に川前がジッポーライターでガソリンに点火させる。
章は<<奴>>の子供の死体を見せておびき寄せる。バスの中に入り誘導しようとしたが予想外に早く動く。やむをえず早く出るため<<奴>>の子供を投げて一時的に動きを止めて脱出した。
一目散に逃げて行きバスが爆発して<<奴>>の断末魔の叫びが聞こえた。安堵したその時、川前が章を取り押さえた。

川前の正体

川前は電鉄会社に属している旅行代理店の社員美帆の友人。他の者達と違い恋人に近づける位置にいた。
ライターを選んだのは自身で、美帆自殺の真相を知っていた。
美帆は章ばかりの話しを聞いて「仲のいい兄妹」と思っていたが、美帆から章が結婚することを聞いて川前に電話して「美帆は兄を愛していたのに裏切られ生きる希望を失った」ことを知る。川前は言おうとしたが電話を切られ美帆のいるマンションへ向かうも時すでに遅し。
美帆自殺の第一発見者で「山橋章様」と書かれた封筒を発見し封筒のみ盗って逃げた。
そう、川前は「美帆の心を踏みにじった章へ復讐する」。
バスに乗っていた章へ復讐するため狙っており真相を話し美帆の封筒を見せた。
川前は章を足で押さえ込み復讐を遂げたと思った。が、焦げた<<奴>>が川前に体当たりして川へ落下した。
ヘリコプターで章は救助された。後に川前の死体は発見されるも<<奴>>の死体は発見されなかった。

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