【綾辻行人】鉄橋

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概要

鉄橋とは綾辻行人原作の小説。眼球綺譚、PSゲーム「黒ノ十三」に収録されている。

あらすじ

夏休み

同じ高校に通い別々の大学へ行ったす人口小泉、会田、和美、由伊。
大学入って最初の夏休み、高原の避暑地へ行くため電車に乗る。女神川の鉄橋まであと30分のときに起きているのは小泉と友人たちの合計4人。
会田の怖い話に飽きた小泉は自身が知る怖い話をしようとしたが、由伊から「話した後に何かが起こる」いわくつきのもの。
会田と和美は信じなかったが話しをすることにした。
由伊は怖いと聞きたくないため離れた。

本当の怖い話「少年と少女」

元々、小泉は中学の頃は女神川周辺に住んでいたことから説明された。
10年前、小学生の7月。
日が落ちて来た頃、少年は釣り道具を片付けて早く帰ろうとした。家で弟のが寝ているからだ。
土手沿いの道を行き女神川にかかった古びた鉄橋が見えた。その時、広い野原の真ん中に白い服を着た少女が見えた。
少女は少年を見つめていた。少年は少女の方へ動いた。しかし、距離が縮まらない。
少女が消えて気がつくと日が落ちて暗くなった。再び少女があらわれて少年はどこから来たのか質問するも答えなかった。
歩くも轟音が聞こえて来たが少年は聞き取らなかった。少女が振り返ろうせず進み止まった。
その時、少女が振り向くと怖い顔で見て少年を線路に誘導して轢き殺した。

検証

聞き終わった後、電車が大きく動いた。
会田はなぜ小泉がその話を知っているのかについてだ。
小泉は夢の中で体験していた。しかも、少轢き殺された少年は小泉の兄の小泉秀二。実際に怒った話であった。
話していると由伊が帰ってこないことに気づき、和美が何か聞こえた。由伊の叫び声であった。
一向に戻ってこなかったので会田がトイレへ見に行くと会田が叫び声をあげた。
なぜか、和美と秀一は「作戦勝ち」と笑っていた。
実は会田を驚かせるために打っておいた3人共同の怖がらせだった。
由衣が変装して会田を驚かしていた。
和美から話の真相を聞かれると「前の高校で女神川に引っ越してきた友人から聞いた話」
しかし、二人が帰ってこないことが気になり秀一は行くことにした。
二人を探しているとそこに白い少女がいた……。

登場人物

小泉秀一

主人公。由伊の恋人。
会田の怖い話に飽きて自分が持つ夢の中で体験した「本当の怖い話」をする。
中学では女神川周辺に住んでいたが高校では引っ越して現在に至る。
お化けを信じていない。

矢部和美

小泉の友人。
由伊と同い年のいとこ。会田とは高校時代からの恋人。

会田紀一郎

小泉の友人。幽霊話が好き。
3人よりも1つ年上。1年浪人して大学へ入学。
和美とは高校時代からの恋人。

咲谷由伊

小泉の友人。臆病で怖い話が嫌い。髪をなでおろす癖がある。
和美と同い年のいとこにして、小泉の恋人。
小泉から2回も怖い話を聞いている。
綾辻行人の愛読者。

小泉秀二(こいずみしゅうじ)

小泉の双子の兄で故人。
本当の怖い話に登場する少年。少女の霊に誘導され電車に轢き殺された。
実は存在しない人物。

少年

少女に魅了され電車に轢き殺された人物。

少女

女神側の古い鉄橋に住む幽霊。
秀二が見た幽霊。秀二を鉄道に誘導し殺した。
由伊と同じく髪をなでる癖がある。

結末

少女を見ると由伊に見えた。話しかけると答えた。その時、由伊に声をかける少年が見えた。
黒い方向へ歩いていくと由伊と思われる少女が振り向くと狂った様に笑っていた。秀一は暗闇に吸い込まれた。
そして、女神川の駅についた。