古典

【井原西鶴】狐四天王

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概要

「狐四天王」とは井原西鶴の「西鶴諸国ばなし」に収録されている話。
ジャンルは「恨み」。怪談ではない。

あらすじ

姫路にて。門兵衛が山道を歩いていると狐を追い払おうとしたが誤って狐を殺してしまった。夜、寝ていると姫を殺したと復讐に来た者たちが石を投げつけてきた。門兵衛は即、狐のことと理解した。翌朝、米屋が石でボロボロにやられたが肝心な石は見つからなかった。

僧が来て一服したと思ったら突然、役人が入ってきて「隠した」と言って夫妻を捕まえてはげ頭にした。連行される僧や役人たちを見た門兵衛は彼らに狐の尻尾が見えた。
しかし、狐たちの復讐は夫妻にとどまらず家族にまで広がっていた……。

登場人物

人間

門兵衛
姫路の本町筋で米屋を経営する男。善良な人間で於佐賀部狐を殺した直後に謝ったりした。


門兵衛の妻。

門右衛門(もんえもん)
門兵衛の息子。実家を留守にして助かったが……。

門右衛門の妻
留守にしている夫の家を預かっていたが……。

門兵衛の両親
姫路から離れた所に住む。

於佐賀部狐(おそかべぎつね)
源九郎狐の姉で八百八匹の手下を使い人間に悪戯をする狐。道を歩いていたら門兵衛が石を投げてあたり死亡。
部下たちからは「姫」と慕われている。

二階堂の煤助、鶏食いの闇太郎、鳥居越しの中三郎、隠れ傘の金丸、野荒らし鼻長
狐四天王と独武者。どれが四天王なのか不明。門兵衛夫妻に復讐をする。

結末

狐は門右衛門に化けて門右衛門の妻に接触して「浮気をしていただろ!」と怒鳴り命はとらない、髪をそらせて浮気相手たちを見せた。それは、狐たちですべてはでっち上げだった。妻は門兵衛夫妻にこのことを話す。

一方、門兵衛の両親が化けた狐たちから門兵衛が死んだと聞かされ髪をそるよう勧められ髪をそったが、門兵衛夫妻と遭遇して驚く。
ちなみに狐たちは誰も殺していない。


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