芥川龍之介

【芥川龍之介】運

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「運」とは芥川龍之介の作品。1917年1月の「文学世界」で掲載された作品。
「今昔物語」にある巻十六「貧女清水観音値盗人夫語第三十三」がモデル。

あらすじ

人が多い清水の仕事場にて陶器師の翁と陶器師に仕える青侍がいた。青侍は良い運を得るために神仏へ会いに行こうとした。
翁は生きている間に善いこと悪いことが起きて青侍の歳では理解するのが難しいと答えた。翁の過去が気になった青侍は話しかけたすえ、翁は答える。

34年前、白朱社の巫女である母を失った一人の女が清水の観音に行き「一生暮らせる」ことを願った。母が狐を使う噂が流れて誰も来なくなった。
女は清水で坊主と会い坊主から37日間こもれば男に会う予言をつげられた。37日後、女は外に行くと夜に男と会うが顔がわからず八坂寺の塔の中へと入り男から結婚を申し込まれて結婚する。
ところが、男の正体は盗人で塔の中を調べた女がわかった。
女は塔から逃げ出そうとしたが60歳の尼法師と会う。尼法師は男を助けていたらしく何をしていたのか話さなかった。
女は逃げ出そうとしたが、尼法師がかじりつき取り押さえようとした。乱闘の末、娘が勝利し綾と絹を奪い逃走。知人の家に隠れ報酬で絹を与えた。
夜が騒がしくなり外を見るとあの盗人が捕まっていたのだ。
盗人が捕まって大騒ぎをしていたが女はなぜか涙を流していた。

これは翁が女から聞いた話である。


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