芥川龍之介

【芥川龍之介】南京の基督

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「南京の基督」とは芥川龍之介の作品。1920年7月に中央公論で掲載された。
基督とはキリストのことである。谷崎潤一郎氏作「秦淮の一夜(本当は「秦准の夜」)」からとってきているらしい。
全3話。

あらすじ

1話

秋の夜半。南京希望街の家の間に青ざめた中国人の少女「宋金花」がいた。テーブルの上に頬杖をついてスイカの種を食っていた。
15才でありながら父親のために体を売って生計を建てていた(しかし、父親が酒を飲んだりと浪費がある)。5歳の時に母とともにキリスト教の洗礼を受ける。そのため、キリストが刻まれている十字架を大事にしている。
日本人の旅行者に会いキリスト教徒でありながらそのことを聞かれて「基督がいる天国に行くだろうと思う。もし行けなかったら基督は姚家巷の警察と同じ」。旅行者は翡翠の耳環をあたえられた。
その後、楊梅瘡が発症し体が苦しむ同僚の陳山茶が薬物が入った酒を飲ませて痛みを和らげようとした。しかし、仕事をするにはもう終わっている体で金は稼げなくなった。
ある日、中国語が喋れない外国の客が来た。楽しそうに見ていたが金花の大事な十字架が落ちた。すると、十字架の顔に写っているキリストの顔と今いる男の顔が似ていることに驚く。
二人は夜を共にした。

2話

金花は夢を見ていた大量にならぶ料理。そこに寝る前に会った外国人が来てここで話しをした。
目が覚めると夢であり外国人がいなかった。しかし、外国人に病気を移したと自分を強く責めた。

3話

翌年の春。
あの日本人の旅行客が再び金花の所に来た。金花はあの外国人が来たことで治ったのだ。
金花は外人の話をすると旅行客は外人を知っていた。

彼は日本人とアメリカ人の混血George Murry でロイヤル電報局の通信員。旅行客と同じく上海のホテルに泊まっていた。だが、金花にあった梅毒がMurryがうつり発狂して死亡した。
Murryは素行が悪かったらしい。

旅行客はこのことを黙っていた。


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