芥川龍之介

【芥川龍之介】報恩記

投稿日:

「報恩記」とは芥川龍之介の作品。1922年4月の中央公論に掲載された。
全3話。

あらすじ

1話「阿媽港甚内の話」

阿媽港甚内(あまかわいじんない)という伴天連出身の40年間も盗人をしていた男。
だが、呂宋助左衛門の手代、利休居士の珍重していた「赤がしら」を送った人物、23年前の阿媽港日記の著者、まるどなるを救った虚無僧、堺の妙国寺前に南蛮の薬を売った者は全て甚内とされる。
この様に複数の顔を持つ。
さて、祈りを捧げる甚内は「おぼろ」と言う女性に捧げていたのだ。
「おぼろ」は北条屋の主人である弥三右衛門(やそうえもん)に仕える女性でともに伴天連。結婚しており息子に弥三郎がいる。
しかし、船「北条丸」が沈み銀が海底に入った。困り果てた時、家に侵入していた甚内と二人はあう。

2話「北条屋弥三右衛門の話」

甚内の正体と20年前、北条丸の船頭で北条夫妻の恩返しに来たのだ。
夫妻は金を集めてくるよう甚内に頼んだ。それも盗人を相手に。金は返し夫婦は満足した。
そんなある日、誰かの晒し首が公開された。それは、弥三郎の首であり夫妻は悲しんだ。かつて甚内と殴り合い甚内を助けたのだ。

3話「「ぽうろ」弥三郎の話」

弥三郎の罪状は「窃盗」。しかも、甚内と間違えられたのだ。
かつて弥三郎は博打に困り甚内に盗人の弟子入りを志願した。が、甚内はその態度にブチギレて「親孝行でもしろ!!」と蹴り倒した。
しかし、弥三郎は甚内への恩を返したくあきらめずどうする考えた。病を患いついには甚内と名乗り盗みを働き処刑された。
そう、甚内の罪状を抹消するためこの世から消えた恩返しである。


スポンサードリンク

-芥川龍之介

Copyright© 今日も暇なことを書く , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.