【中島敦】妖ふん録

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概要

「妖ふん録」とは中島敦の小説。「ふん」の部分は環境依存文字であるためひらがな表記とする。

あらすじ

陳の大夫御叔の妻夏姫(鄭の穆公の娘)にまつわる話。夏姫の周の定王元年に父、翌年に兄の蛮は死亡。
霊公がうっかり夏姫と同じ服装をして、2人が鉢合わせになるも冗談で済ます。その後、霊公に「淫らなことをやると下にも影響があるから注意しろ」と直言した洩冶が何者かに刺され死亡。
夏姫の夫が謎の死を遂げる。
霊公と行父が夏姫の息子である夏徴舒を親に似ていると笑った。しかし、これが屈辱と感じ夏徴舒は霊公を矢で殺害し暗殺を恐れた行父は楚へ亡命。
楚が陳へ侵攻し夏徴舒を極刑にする。しかし、夏姫は息子に死を悲しまずむしろ楚へ自ら売り込んだ。

楚へ

荘王は夏姫を貰おうとしたが巫臣は夏姫の悪行を見て危険と警告し追い返した。
襄老の妻となるも晋との戦いで襄老は戦死。襄老の息子黒要、巫臣を取り込む。一時、夏姫を故国鄭に帰した。
後に子反と巫臣が対立し巫臣は移動の時、偶然に鄭へ向かい夏姫を連れて亡命。
子反は戦いのさなかに死亡する。

老いぬ

巫臣にさらわれ晋に住む。
夏姫は老いなかった。50も過ぎたというのにまったく老いない。

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