夏目漱石作品

【夏目漱石】夢十夜

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夢十夜とは夏目漱石が描いた短編小説。朝日新聞1908年7月~8月にかけて掲載された。四篇に収録。
全10編からなる。

登場人物


第一夜に登場。
遺言で大きな真珠貝で穴をほって死体を埋め、天から落ちてくる星の破片を墓標として墓の傍らに置いてほしいと頼み、100年後に会いに来ると伝えた。

女の遺言を聞いた人物
第一夜に登場。
性別不明。女の最期を立ち合い再会を望む。だが、肝心な女性はあらわれず太陽が一瞬で来た。この人物は100年が来たと感じた。

和尚
第二夜に登場。
元侍で侍であるが悟りはできると考えて失敗すれば自刃するとして短刀を持って広間へ行く。しかし、瞑想の中で苦しみ無を見た。
しかし、気がつくと右手に短刀を持っていた。本能で失敗すると思ったからだろう。

子連れ
第三夜に登場。
6歳の子供を背負うが、何者かに目を潰された。
息子からある場所へ行き父親に100年前に殺されたことを聞かされた。すると息子は地蔵のようにお重くなった。

息子
第三夜に登場。6歳。
盲目になった親に背負われて話していた。ある場所につくと百年前、文化五年辰年に父親に殺されたことを話す。

爺さん
第四夜に登場。
酒を飲む老人で加減を知らず。
神を見て蛇になる手拭いを渡されて蛇になるか笛を吹いたが何もならず。箱に入れて蛇にすると歌を歌いながら出て行きその後は行方不明となる。

子供
第四夜に登場。
爺さんが手拭いを蛇にするといったものの爺さんは行方不明となる。

大将
第五夜に登場。
敵の捕虜となる。その時、不思議な光景を見る。


第五夜に登場。
馬に乗って移動していた。鶏の声を聞いて手綱を緩めた瞬間、馬の諸膝を折り女を岩の深い淵へ飛ばしてしまった。

運慶
第六夜に登場。実在の人物。
護国寺の三文で仁王像を刻む。

運慶にあこがれる人物
第六夜に登場で六夜の読み手。運慶の仁王像にあこがれて彫るが明治の時代の木では仁王像を掘ることができず運慶が生きていたわけを知る。

田舎者
第六夜に登場。
無教育な男で仁王を実在したと思っていた。

若い男
第六夜に登場。運慶をほめていた。

船の男
第七夜に登場。
落ちて行く日を目指す船を動かす。

船に乗った男
第七夜に登場。
船に乗り楽しむが次第に後悔と恐怖にさえなまれる。

庄太郎
第八、十夜に登場。同一人物か不明だが、共通してパナマ帽子を被っている。
第八夜では床屋の鏡にパナマ帽子を被った自分がうつり女とともに歩いていたら白い男に会い無言で軽く叩かれ問いただそうとしたが去った。鏡を見ていると再び白い男に会い奇怪な行動をとられ黒い女が見えたりした。
気がつくと床屋にいた。
第十夜では女にさらわれ豚になめられ七日目の晩に帰るが、熱が出た。健に会いわけを話しパナマ帽子を渡した。

白い男
第八夜に登場。着物を着ている。
変な人物で庄太郎の頭を軽く叩き何も言わず去った。再び庄太郎に会い金魚売へ行くことを頼むが行かず大きな声をあげて「あぶねえ」と言い始めたり、奇怪な行動をし始めた。
その後、消えた。

黒い女
第八夜に登場。大柄。
札を数えていた。

母親と3歳の子供
第九夜に登場。父親の帰りを待つ家族。しかし、父親は浪士として殺されていた。


第十夜に登場。
庄太郎の友人。庄太郎がどこへ行った聞きあまり女を見るのがよくないため庄太郎のパナマ帽子をもらう。


第十夜に登場。
水菓子屋を営む。庄太郎を広い原の絶壁に連れて行き飛び降りるか豚の群れになめられるか迫り、庄太郎が飛びおりないため幾万の豚たちを使いなめさせた。


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