夏目漱石作品

【夏目漱石】吾輩は猫である

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「吾輩は猫である」とは1905年1月~1906年8月にかけて「ホトトギス」に掲載された作品。
漱石が書いた最初の小説であるため読みにくい部分が多い。

あらすじ

全11話。
名前が無い猫は珍野家の家に住んでいたが不当に扱われて痩せていた。車屋の黒と知り合いお互いに話し仲間となるが、黒は「何匹ネズミをとった?」と質問されて捕まえたことが無いと答えたら笑われ。その後、黒は魚屋の天秤棒で叩かれ体が不自由となる(1話)。
三毛子と出会い楽しく会話する。珍野が弟子や多くの人々と話す模様が描かれている(2話)。
三毛子が死に黒は話にならない。珍野の家に迷亭と寒月が来て雑談をしていた。迷亭と珍野が話していた時、金田の妻が寒月と娘の縁談について相談に来た。何とか結ぶよう金田の妻はせまるも珍野は態度が気に食わないとして断る。猫は金田家がどういう所か気になり見ると金田夫妻は珍野への報復を企ていた。一方、金田令嬢は結婚に乗る気がなかった(3話)。
猫は金田邸に興味を持ち忍び込む。金田は珍野の友人である鈴木藤十郎を利用して珍野を抑え込もうとしていた。鈴木は珍野に会い寒月と引き離そうと話し合いに来て散歩もする(4話)。
多々良が山芋を持って珍野家を訪ねた。山芋を持ってきた話しや猫を持って帰ろうとした。だが、やはり寒月の話題を出した(5話)。
迷亭と寒月が珍野家に訪れて寒月の博士論文や富子との恋愛について話される。越智東風が来て越智の創作や日露戦争の最中、新聞で書かれた大和魂について話す(6話)。
猫は運動を始めたり、横町へ散歩したりする。戻ると珍野が神経症を発症し「鳴くかどうか妻に猫をぶれと命令する」、「妻の「はい」が感投詞、副詞か質問する」、「太政大臣より長い文字を出す」(7話)。
ボールを珍野家へ入ってしまい拾おうとした落雲館の三年生たちだが、珍野が泥棒と怒り始めてつめ落雲館の人間を呼ぼうとして確かめようとしたが誰もおらず混乱し倫理の先生が言いくるめてその場を制した。金田、鈴木はこの一件を強く怒る。珍野は胃に効く薬をもらうため甘木にを呼び甘木から運動をするよう勧められるも体が苦しいと言い催眠術で治そうとしたが治らなかった。甘木が帰った後、次に迷亭が来て金田たちの動向を話す(8話)。
自分の顔を叩いたりと奇行が目立つ珍野。縫田から手紙が来るも引き裂き、天道の手紙は面白がる。迷亭が伯父の牧山男爵を連れてきた。話が終わると大きな声が聞こえて駆けつけると泥棒がいて珍野たちは捕らえて警察に引き渡した(9話)。
珍野は警察の所に行くも家に雪江が来て珍野の妻と話し八木の演説や珍野への愚痴を話していた。珍野が帰り古井武右衛門と会い古井は浜田が金を借りようとしてきたり、浜田は富子を狙っており古井に手紙かかして送らせたことを話し退校になると困っていた。寒月と珍野が会い結婚や虎の話をする(10話)。
珍野と迷亭は碁を打ち寒月や東風が来て話しをする。ヴァイオリンの話をしたり寒月が金田への答え「富子を愛しておらずあっちが勝手にやっていた」、錬金術の話をして盛り上がっていた。猫は我慢に耐え切れずビールを飲んだが、ふらふらとなり水の中へと入り水死して猫の死で物語は幕を閉じる(11話)。

登場人物


一人称「吾輩」で名前が無い猫。薄暗くじめじめした所で生まれた。
猫を食うから書生を嫌っている。
三毛子から「先生」と言われている。
珍野家にい住み珍野の人間関係を全て把握している。

車屋の黒
車屋に代われている猫。江戸っ子な喋り方をする。
乱暴で猫から恐れられている。車屋が空に困らない飯をくれるため頼りにしており黒は自慢している。とったネズミは340匹。
ネズミを捕ろうとしてイタチでイタチを追いかけるも最後っ屁をくらい苦しめられた。1話の最後の方で魚屋の天秤棒に叩かれ体が不自由となり「いたちの最後っ屁と魚屋の天秤棒にはこりごり」とこりた。

三毛子
二絃琴の御師匠が飼っている猫。3話の没王で三毛子が死んだ。

珍野家

珍野苦沙弥
猫の主人で教師。既婚しており娘がいる。
実業家を嫌っており金田のような人物も例外ではない。書生たちから慕われている。
友人は多いが全て変人で構成されている(6話)。
7話で神経症を発症し奇行を起こす。

珍野の妻
妻。

珍野とん子
珍野の娘で長女。偉いと思っておりすん子をいたぶる。

珍野すん子
次女。姉にいたぶれるに怒っておりッ喧嘩が絶えない。

三女
名前が無い。

御三
珍野家の使用人。本名「清」。埼玉出身。猫をあまり好んでいない。

雪江
珍野のいとこの女学生。

金田家

珍野家のご近所に住む角屋敷の住人。

金田
実業家。迷亭の伯父「牧山男爵」の友人。

金田の妻
立派な花を持つため猫から「鼻子」とついた。珍野からは「鼻」と忌み嫌われている。
実業家である夫を鼻にかけ他者を見下している。寒月と娘の結婚が珍野に断られ腹が立ち夫に珍野への報復を相談する。

金田富子
金田の娘。鼻が大きい。母親同様わがままで人を見下している。
寒月に興味が無く結婚に乗る気が無かった。

津木ピン助、福地シャゴ
学校に潜り込ませた金田の刺客。この二人を使て珍野を苦しめようとした。

その他

水野寒月
珍野の元教え子にして理学士。教え子だったため珍野を「先生」と慕う。

迷亭
美学者。珍野の友人で趣味人。
伯父の牧山男爵が金田と友人であるため「牧山」で通っている。
独身で昔は結婚をこころざしていたが失恋して結婚をやめる(6話)。

鈴木藤十郎(すずきとうじゅうろう)
珍野の友人。表向きは良く接しているが金田よりで珍野を良く思っていない。

多々良三平
かつて珍野の書生。法科大学卒、六つ井物産鉱山部に雇われる。唐津訛り。
山芋を珍野家に持って来たら猫を見てもって帰って食べようとしたが珍野に止められた。

老梅と御夏
宿屋の娘御夏と男老梅。静岡の東西館で老梅は御夏に告白するも玉砕された。

越智東風(おちとうふう)
珍野の元弟子。

甘木
医者で珍野の主治医。

縫田新作
大日本女子裁縫最高等大学院校長。珍野へ寄付すよう頼むが手紙を丸められて捨てられた。

天道公平
在巣鴨。珍野へ非常に難しい手紙を送ってきたので面白がられた。

泥棒
山芋を盗もうとして珍野家へ侵入したが珍野たちに捕らえられた。

巡査官
警察。真面目。

八ちゃん
車屋の子供

八木
講師で淑徳婦人会にて演説をした。

古井武右衛門(ふるいぶえもん)
文明中学校二年生乙の組。浜田が下宿料を貸せと言い寄ってきたので珍野へ相談に来た。

浜田平助
古井の友達。古井から金を借りようとしたらり、富子と自身が結婚をしようと考えていた。

独仙
珍野の友人。


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