夏目漱石作品

【夏目漱石】野分

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「野分」とは夏目漱石の作品。1907年1月の「ホトトギス」に掲載された。

あらすじ

全12話で構成される。
白井道也は東京に戻ってきて仕事を探していた(1話)。
草稿を失い探していた高柳は親友の中野と会い中野は白井について話す(2話)。
中野は白井と会い江湖雑誌の現代青年の煩悶に対する解決で取材に来たが、何思い浮かばず保留する。中野が帰った後、妻が兄の所から帰ってきた(3話)。
中野は動物園の前にいる音楽を見に来た高柳に話しかけたり、冬田にも会い白井のことを話す(4話)。
高柳は朝日新聞を読み文界で成りたいものになりたかった時、富田が来たので富田と話す(5話)。
高柳は白井と会い文学について話す(6話)。
女性と善人がビーナスや、高柳について話していた(7話)。
一人ぼっちの高柳は愚痴をこぼし気晴らしで白井へ会いに行き過去を話す(8話)。
56人の卒業生たちによってひらかれた結婚式がに高柳が遅く来た(9話)。
本が売れず困り果てた白井に妻や兄から心配される(10話)。
白井は壇上に立ち学問とは何か、社会は修羅場であることを聴衆に伝える(11話)。高柳は客として登場。
高柳は結果と診断され中野から100円を渡された。しかし、高柳は白井に会い白井の100円の人格論の原稿料を100円と交換する。そして、自らがかつて白井をいじめていた学生の一人と謝罪する(12話)。

登場人物

白井道也(しらいどうや)
文学者。8年前大学を卒業し越後から始まり23か所の中学を周り一年前に東京へ戻る。
英語の教師から現在は編集者となる。
既婚している。
越後の高田では多くの人間が白井を批判し、九州へ行くも金の力が強くうんざりして中国地方へ行きここでは土着文化が強く合わず東京へ戻った。
中野曰く「いい先生」だった。
人格論をかこうとしていた。

白井の妻
白井が辞職したことに驚く。

白井の兄
会社役員。

高柳周作
皮肉屋であまり人と関わろうとしない。中野は親友と見ている。
父親は郵便局の役人だったが高柳が7歳のころに逮捕され肺病で死亡。そのため、遺伝で自身も肺病があるのではと考えている。
文芸の世界で名を残そうとしている。
終盤で故郷が越後でかつて白井をいじめていた学生の一人。

中野輝一
高柳の友人で同じ学校、宿舎に住む。
富豪で雑誌編集者。
越後出身でかつて中学教師たちに煽動され15人の生徒たちとともに白井の家の前に来て石を投げ当時は面白かったが白井が出て行ってしまい悪かった思っている。
ペンネームは「中野春台」。

冬田
女性。

富田
高柳の友人。


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