夏目漱石作品

【夏目漱石】三四郎

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「三四郎」とは夏目漱石の作品。1908年9~12月にかけて朝日新聞で掲載。
三四郎の意味は主人公「小川三四郎」の名前から来ている。
大学生となった三四郎の青春を描いている。

あらすじ

13話からなる。

1~7話

1話は三四郎が東京に来た。東京の人々にあって東京に驚かされた。
2話はただ東京に圧倒されて驚く三四郎。野々宮に会い野々宮の実験につきそう。
3話。9月10日に学校が開始された。講義に意味があるのか悩む三四郎の前にあらわれた佐々木。与次郎は講義に聞く意味などないと行ったり東京にまだ慣れていない三四郎にアドバイスをしたりする。
三四郎は与次郎とともに野々宮を探していた。三四郎は野々宮を発見し母が息子の世話になっている御礼の「魚の粕漬」を送ってきたので渡しに来た。野々宮から野々宮の妹よし子が入院していることを聞いて三四郎は見舞いに行った。
4話では三四郎が抗議に飽きて歩いていた。与次郎と広田と会い広田がかつていた高校に案内された。与次郎と別れて広田と三四郎は時代について話す。母から来た手紙を見て昔を思いだした。広田を探していた三四郎は里見美禰子と会いほれる。
5話はよし子の見舞いへ行くが、よし子は広田から三四郎が美禰子の所に移転する話を聞いていた。うっかり口にしてしまったのを聞かれてしまい。美禰子は別に何と思っておらず単に三四郎の思い込みであった。この時、美禰子は「stray sheep」と言っている。
6話は三四郎と与次郎が「stray sheep」について考えていた。西片町で三四郎、与次郎、広田を交えて美禰子について話し三四郎は広田の女性に対して乱暴と答える。だが、広田はその場で自分の言っていることに三四郎は同意したと反論する。与次郎は女は怖い者と答えた。
よし子の見舞いで三四郎はためしに美禰子と赤門まで帰る。三四郎は自分が田舎者であることをバカにされ都会育ちの野々宮の方が優秀と見られた。
7話で三四郎は広田から近頃の青年「露悪家」は親を大事にしない傾向があり三四郎のような青年は珍しくほめられた。広田は他に形式上の親切を嫌い自分たちが生きた青年たちは「偽善家」と呼んだ。
画家の原口が入ってきた。原口は美禰子について話しよし子と美禰子は画家として絵の題材として良いと言っている。

8話~13話

8話は与次郎が三四郎にお金を借りる見返り広田に関する事件を教えることにした。三四郎は金を貸して話しを聞いた。大学で自分たちの意見を述べるため多くの人々に集まってもらった結果、広田と原田が賛同した。貸した20円の穴埋めをするため美禰子から金を借りてやはり美禰子も与次郎を信用していなかった。
佐々木が馬券を買うよう命令したのを聞き失望した三四郎。美禰子は佐々木の正体を知っており三四郎に話す。美禰子から丹青会の展覧会へ行ける金を用意したので行くことにした。
9話では精養軒の会の勧誘をするため三四郎は与次郎に使われて動くことになった。人々が集まって終わり与次郎は金を返すのに言い訳を始めて三四郎は笑った。三四郎はよし子と美禰子にあい談笑した。次の与次郎の談義に参加せず結果、談義はあまりよくない結果となっており三四郎は与次郎に美禰子に借りた金を返すのかと問い詰めた。
10話では広田が病気を患い三四郎は見まいに行く。帰りに原口や美禰子と会い美禰子の兄恭助を使って女は怖いと話す。
11話では与次郎が無理矢理切符を販売していたのを見て三四郎は注意した。自分たちの講義を見ない人々に高い切符を買わせることの何がいけないのかと反論する与次郎。与次郎は三四郎に新聞を見せて純文学が西洋人がやっている部分を見させたが興味を示さなかった。広田と会い独身の理由が憲法発布の明治22年で森文部大臣が暗殺され葬儀が開かれた時に見かけた女性に強い印象を持ち独身を貫いた。しかも、その年に母は死んだ。
12話では冬に開かれた演芸会が大成功し喜ぶ与次郎。与次郎は三四郎に美禰子の本命が野々宮ではないことを教える。しかし、風邪をこじらせたので休む。
13話では原口が美禰子をモデルにして描いた絵「森の女」が完成した。美禰子夫妻が来て美禰子の功績と3人は称えた。
野々宮と三四郎は結婚の招待状が来たものの野々宮は破き三四郎は行かなかった。与次郎は「森の女」は良かっただろと三四郎に聞くが、三四郎は題が悪いと答えた。
題は「迷羊(stray sheep)」がいいと小声で言った。

登場人物

小川三四郎
主人公。故郷は熊本。明治23年生まれ。
文科を専攻している大学生で上京してきた。

お光
三四郎の故郷に住む女性。

野々宮宗八
東京の理科大学所属。三四郎の同郷で先輩。よし子という妹がいて現在は大学の病院に入院している。
研究好きでその道の人物なら西洋人なら知っている。

佐々木与次郎
先輩。専門学校卒で現在は選科へ入る。東片町5番地の広田に住む。
面倒が良く三四郎に助言をしたりする。図書館を大事にする。大学で自分たちの意見を高めようとして精養軒の会を設立。
馬券を買っており三四郎を利用したりする。
美禰子、三四郎からは疑われている。

広田先生
野々宮の師事。形式上の親切を嫌っている。明治22年に母が死去。
三四郎と話していく内につれて自分の身を打ち明ける。

野々宮よし子
野々宮の妹。現在は大学の病院で入院している。15号室に住む。

新蔵
蜂蜜づくりの男で三四郎の故郷の住人。

里見美禰子(みねこ)
大学のほとりにいた女性。兄がいる。
田舎者嫌いで都会人好き。ただし、三四郎を話し相手と見ている。
最後の方で結婚していたことが明かされた。

原口
画家。フランス式のひげを生やし頭を五分刈りにしていえる。ただし、脂肪が多い。

庄司博士、小説家の田村
精養軒の会に参加。

里見恭介助
兄。原口が言うにはかつて一度離婚していた。美禰子は兄が近々再婚するらしい。

美禰子の夫
最後の方で登場。


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