夢野久作

【夢野久作】犬の王様

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概要

「犬の王様」とは夢野久作の短編。1922年12月にて九州日報に掲載された。

あらすじ

忠臣に囲まれた王様はどういうわけか犬を息子と可愛がり誰とも結婚していなかった。犬を愛し山に散歩するほど。しかし、王は病死した。
王は遺言を遺していた。内容は「息子(犬)を王にせよ。結婚しなかった理由がわかる」と伝え忠臣たちはその通りにした。
犬の王様ということで多くの人たちが謁見に来た。しかし、おばあさんが三毛猫を持っていたことに犬は怒り三毛猫に襲いかかる。が、なぜか山奥へと走っていった。大臣たちも追いかけて洞窟の中へと逃げ込んだ。大臣たちが入るとそこは宮殿で中に一人の青年と女性がいた。
大臣たちは犬か猫が入ってこなかったのか聞く。女性は確かに犬が来たと答える。犬は「青年が変化した者」と答えた。
そう、女性の正体は「山の精にして先代の王の妻」。王と山の精は愛し合い子供が作られた。それが、青年だった。しかし、山の精は出られないが青年は出られる。青年は正体を隠すため犬となり接していたのだ。猫を追いかけたのは犬の本能ではなく皆を洞窟へ導くためだった。
大臣たちはひれ伏して青年を国王と認めた。
なお、国王は暇があれば母へ会いに行くらしい。


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